MISSION

経済・金融市場における
あらゆるリスクを
管理・評価し
盤石な
資産運用体制を構築する。

Tomoaki Hirasawa

全国本部
経営企画・管理部門

全国

全国本部 リスク管理部
運用リスク管理室
運用リスク管理グループ
平澤 知明
(2013年入会)

大学では数学を専攻。就職活動では大学で培った知識を活かせることと、農業に従事している両親に恩返しできる仕事がしたいと考えていたところJA共済連でアクチュアリー採用があることを知り、2つの志望動機を満たせると考えJA共済連に入会。

仕事相関図

主計部

ESRを算出するために必要となるイールドカーブを作成し、資産運用リスクについて責任を持って評価する。

資金運用企画部

保有する国内外の債券や株式等のリスク評価を行い、資金運用計画の策定を支援する。

資産運用(フロント)部門

証券運用部や債券・融資部、長期資産運用部など資産運用部門のフロントが所有する株式等の情報を入手し、リスク評価に活用する。

コンサルティング会社

JA共済連の事業に適用される法令・規制の動向について情報や知見を提供してもらい、調査・研究に活用する。

JA共済の
魅力とは?

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現在の業務内容

資産運用にかかるリスクを
定例的に計測し評価を行う。

リスク管理部は、名前の通り資産運用のように数値化できるリスクの評価やリスクへの対応方針の策定、大地震・津波・大型台風等による激甚災害が発生した場合に備えたBCP(事業継続計画)の策定など、想定されるあらゆるリスクの管理・評価を担っています。ほかにも、JA共済連の事業に適用される法令や規制の動向についての調査・研究も行っています。

私が所属する運用リスク管理グループは、資産運用にかかるリスクの評価を主に行っており、国債や上場株式のように不特定多数の投資家が参加することで時価が定まる資産だけでなく、未上場株式や不動産のように相対取引のために時価が一意に定まらない資産についても現時点で最適なリスク評価方法を定め、定期的に資産運用にかかるリスクの管理や対応方針を策定しています。

業務において心がけていること

200年に一度の事態が発生しても事業継続できるか
検証するためのより適切なモデルを追及する。

JA共済連の資産の源泉は、組合員・利用者からお預かりした共済掛金です。資産運用においてローリスク・ハイリターンはあり得ず、リスクとリターンは表裏一体の関係であることから、資産運用によって得た利益を組合員・利用者に還元するためには資産運用にかかる適切なリスク管理が必要です。資産運用の手法は日々進化し続けているので、現時点で最適なリスク評価ができているかどうか日頃から検証し確認しています。

また、大規模自然災害や世界的な金融危機などを見据え、200年に一度の出来事が発生したとしても、継続して組合員・利用者へ保障を提供できるよう常にリスク管理を行っておくことも重要です。そのため、統計学や確率論などを用いることで何十万通りもの将来シミュレーションを行って資産運用リスクを算出し、JA共済連の事業を継続できることを検証するためのモデルを追及するのが私の使命です。

自らを成長させた仕事

リスクをどのように評価するか、
現時点での最適な方法を模索。

昨今でいうと国内では金利上昇局面にあり、欧米では金利低下局面に向かっている中で、新たな資産運用の手段が増えています。例えば、JA共済連として初めて取り組む金融商品のリスク量を計測する際、どのように評価するのかが課題であり、現時点では最適な評価方法だと考えている素案を職場内に説明して了承を得ることは難しい反面、提案内容が認められたときは達成感が得られます。

以前、資産運用リスクの算出方法を見直した案件を担当しましたが、時価が一意に定まらない未上場株式等のリスクが昔よりも高まっており、既存の評価方法では過小評価になるおそれがありました。リスク管理の観点からは保守的な設定が望ましいものの、過度に保守的な設定だと実態に即した経営判断が難しくなる危険性があることから、最適な評価方法を決めるのに苦労しました。さまざまな部署やコンサルティング会社などから情報や知見を入手して見直し案を固め、資産運用リスクを計測してESR(保有している資産や負債を経済価値ベースで評価し、保有するリスクとの比率を把握するための指標)を算出。見直し案による影響を関係部署や役員に説明して了承を得ることができました。この案件から多くの関係部署と関わりながら業務を進めるスキルを磨くことができたと感じています。

今後挑戦したいこと

幅広い視野を持つアクチュアリーになるために、
多様な業務に精通していきたい。

JA共済連は幅広い部門を有しており、さらに一部では専門的なスキルを駆使しながら業務を進めることができることから、ゼネラリストにもスペシャリストにもなれる環境があります。私自身も、入会からこれまでに仕組みにおける共済掛金率設定や、共済掛金率改定にかかるシステム設計、主計部での責任準備金算出等の決算業務、そしてリスク管理部でのリスク管理など共済計理に関係するさまざまな業務に携わってきましたが、企業年金に関する業務や資産運用部門のフロントの業務などまだ経験していない業務もあります。

今後はこれらの部署でキャリアを積むことで、共済計理人として組織の財務健全性や組合員・利用者間の公平性を保つ職責を全うし、組合員・利用者に安心と満足の提供や、JA共済連の発展に役立ちたいと考えています。

キャリア
2013
入会。全国本部 数理部 生命数理グループに配属。団体向け仕組みの共済掛金率設定、第三分野系仕組の予定死亡率改定、一時払仕組の共済掛金率改定、死亡率等の定例分析などを担当する。
2016
開発部 数理室 生命数理グループに異動。仕組改定にかかる共済掛金率設定、団体向け仕組みの共済掛金率改定、個人向け仕組みの予定死亡率改定、死亡率等の定例分析などを担当する。
2019
情報システム部 決算グループに異動。ひと・いえ・くるまの仕組改定・共済掛金率改定にかかるシステム設計、割戻率設定・予定利率変動型年金共済の予定利率設定にかかるシステム改修などを担当する。
2022
主計部 主計グループに異動。責任準備金算出等の決算業務、団体向け仕組みの割戻率設定、ESRの算出などを担当する。
2024
リスク管理部 運用リスク管理室 運用リスクグループに異動。資産査定等の決算業務、資産運用リスクや株式・投資信託等の評価損益の定例的な計測、資産運用リスクにかかる感応度分析・年次検証、資産運用リスクの算出方法の見直しなどを担当する。
代表的な一日のスケジュール

8:00

出勤(時差出勤制度活用)、
資産運用リスクやESRの概算的な試算

8:15

メールチェック

8:40

個別資産の評価損益等の試算

11:00

昼食・休憩(中抜け制度活用)

13:00

ミーティング

13:30

リスク評価にかかる分析・検討・資料作成等

16:45

翌日の準備

17:00

退勤

OFF TIME 休日の過ごし方

OFF TIME 休日の過ごし方

妻と最近産まれたばかりの
子供と一緒に家族団らん。

子供が喃語(なんご)を話したり、手足をバタバタさせる姿がとても愛おしく、一緒に絵本を読んだりボールを使って遊んだりしてリフレッシュしています。子供が大きくなったら動物園や水族館に行って家族みんなで楽しんだり、一緒にキャッチボールするのが今からとても楽しみです。

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